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7年も前に出版されていた本

「わたしはこうして糖尿病患者を救っている」舘一男 主婦と生活社



20140125_1.jpg


著者は眼科医です。
眼科医として糖尿病網膜症の治療に取り組むうちに「なぜこんなに糖尿病を悪化させてしまう人が後を絶たないのだろう」という疑問を持ったそうです。


眼科と平行して糖尿病の治療にかかわって12年、7000人の患者を治療して100%の成果を出した医師としての言葉がつづられていました。
要点しか書けなくて残念ですが、糖尿病についてのわかりやすい説明が書いてあって、前半の舘医師の主張が



●なぜ空腹時血糖値しか測定しないのか。
●なぜ食後血糖値を重視しないのか
●なぜブドウ糖負荷試験を乱用するのか
●なぜHbA1c、グリコアルブミン、1.5AGなどの最新の診断基準を使わないのか
●なぜ効果のない治療をダラダラ続けるのか
●なぜ医師は患者に責任転嫁をするのか
なぜ炭水化物の摂取を制限しないのか
●なぜ効果的な運動療法を指導できないのか
●なぜインスリン治療をためらうのか


舘医師ご自身がインスリン治療を自らなさってるようです。




舘先生が重視しているのは・・・
●血糖値の自己測定で血糖値の状態をきめ細かく把握すること
●効果の上がる方法を選択する


私は常々世間の内科医が「SMBGしなくてよい、しないほうがよい」という理由がわからなかったのですが、館医師によるとSMBGを根強く否定する医師たちは「数値に一喜一憂して治療の意欲を失うから」ということだそうですが、舘医師は
「興味の無いものに人は一喜一憂しない。関心があるからこそ一喜一憂する。一喜一憂しながら食べ物と血糖値の関係に発見と驚きを持つ。そして誰もが血糖値のコントロールに意欲を持つようになる」と断言しています。


血糖値を上げるのはステーキではなくて蕎麦や白米だと知ることが食生活改善と血糖値コントロールへの意欲につながるとしています。

そのほかにも
●炭水化物の摂取制限が世界の潮流。
●血糖値管理がうまくいくようになれば運動意欲も高まる
●運動療法の押し付けは結果的に医師の免罪符になっている



圧巻は最終章の「怠慢医師の見分け方と患者の覚悟」です。
サブタイトルは「誰かが現状批判の声をあげなければ」。


要点だけを書きますが、この本はいわゆる現状の糖尿病治療に疑問をもって糖質を控える方法を選んだ人ならみな思わず膝を打ちたくなることが書いてあるので、もしお時間がある方は一読されるとよいですよ。


「こんな医師と治療法が合併症を招く」
●血糖値の高いことに危機感がない
●空腹時血糖値だけを測定する
●血糖値の自己測定を勧めない
●HbA1c、グリコアルブミン、1.5AGなどを測定しない
●食事・運動療法の強要ばかりする
●いつもお説教ばかりする
●患者の話を聞かない
●飲み薬を大量に処方する
●効果のない薬をいつまでも出し続ける
●インスリン治療を最後まで行わなわない
●合併症の検査をしない


言われるとおりに一生懸命努力してるのに結果が出ず、お医者さんに怒られてばかりいて自信を失い途方にくれて舘医師のもとに来た人は「長い間つらかったでしょう、結果が出なかったのはあなたが悪いのではないのですよ」と言われて泣いてしまう人が多いんですって。

・・・わかるわ。真面目な人ほど指導される通りに炭水化物メインの食事をしてへとへとになるまで運動して、それでも結果が出なくて苦しんでいるんだと思うわ。



この本を読んでずっと疑問だったことが何個も解決したんですが、それはまた次の機会に書きますね。
それにしても
7年も前に12年間の治療の成果としてこういう本が出ていたとは。





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コメント

私は糖尿病ではありませんが、なんかとても身につまされたおもいです。
患者本人はもちろん、食事を作っている奥さんの努力もまたそこにはあるんですよね。

  • 2014-01-26 07:28
  • URL
  • ととりん #-
  • Edit

 いい本の紹介ありがとうございます。さっそくアマゾンで注文してみました。

 私は今朝の血糖値が、久しぶりに高めになってしまって不安だったのですが「自己測定で血糖値の状態をきめ細かく把握すること」という言葉に勇気づけられました。

 悪い結果は見たくないけれども、現実なのだから逃げずに対処して、改善していかなければなりませんものね。

 私にとって、とてもありがたい記事でした。エントリーの更新、大変でしょうけれども、これからも頑張ってください。
  • 2014-01-26 10:21
  • URL
  • こたろう #AnBrHwgE
  • Edit

私は 家族や親類に糖尿病患者がワンサカ
いるにも関わらず なーんにも考えず調べてみようともせず生きてきて、発病したダメなやつですが、そういう人 結構まわりにもいる気がするんです。
このブログにコメントを寄せられる皆さんは 聡明な方ばかりで キチンとした知識を持って 血糖値管理されてるように感じるので 自分の周辺の状況との落差に驚くことも多いのですがf(^_^;

極端な話『糖質を控える』と言っても それが主食を食べないことだとすぐに理解してもらえないし、『糖質=甘いもの』くらいの認識の人もたくさんいます。(ちょっと前の私もそうでした)
病歴の長い人でもそんな感じ。

お酒をたくさん飲む人が肝臓のことを気にするように、ヘビースモーカーの人が肺癌を怖がるように、塩辛い物が好きな人が血圧を気に病むように、炭水化物を控えないと糖尿になるよっていう認識が もっと広まればいいのに。

ただ『生活習慣病にならないように 適度な運動、バランスの良い食事、お酒は控えめに』ってだけじゃ 一番大事なところが伝わらない気がします。

先日の山田先生の本と合わせて こちらも是非読んでみたいと思います。
  • 2014-01-26 11:42
  • URL
  • ゆっきー #-
  • Edit

◎ととりんさん

患者本人の「どっちを向いたらいいんだ」という不安もですが、家族の健康・命を預かって料理して食べてもらってる人にとって、「正しい情報が手に入ったのなら教えてよ」って思うんです。
学会の意向や派閥や将来へのデータが不備で、とかあるんだろうけど、「こんな方法もあるけど試してみる?」って言ってくれるお医者さん・・・いないんですよね、ほんの数人しか。
ネットがあってありがたいです。
  • 2014-01-26 15:51
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

◎こたろうさん

アマゾン、もう中古もなくなってしまいましたね。
残念。
これを読んだらなんとなく先が明るく見える気がしました。
100%の患者が改善する、人工透析と言われた人も改善する、そういう心強いお話が載っていました。
腎臓が悪くなったらもう先は暗いのかと思ってましたが。
「結果が出なければ患者のせいにするいまの治療はおかしい」と言い切る著者に医師の良心を感じました。
  • 2014-01-26 16:01
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

◎ゆっきーさん

糖質制限を信じない人が多いのは、きっと糖質ばっか食べてても糖尿病にならない体の持ち主が日本人には結構な割合でいるからっていうのもあると思います。
白いごはんと漬物で血糖値も上がらずに天寿を全うする人って、確かにいるから。
近所の75歳の奥さんにたまに食事に誘われるけど、お餅、うどん、パン、おはぎ、ケーキ、炊き込みご飯、そんな感じ。私は毎度「いやだ、もう食べちゃった残念。お茶だけいただきますね」ってかわしてます。
それでその奥さんは75歳の今も元気なのよ。血糖値は年相応に若干高いけど合併症のかけらもなく。
そういう人を見ると人は「そんな、日本人が米食べないってなんだよその治療は」って思うんだろうなあ。
まあ、だいじな家族には「遺伝があるから控えたほうがいいよ」と伝えるけど、信じない人には無理強いしない方針でやっております。
  • 2014-01-26 16:10
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

はじめまして、境界型と判明して半年、インスリン分泌が少なく将来糖尿病になりやすいタイプだそうです。
かなり落ち込みどうしたらいいか悩んでいる時まるみさんのプログを拝見しました。
糖質制限というものを知り、カステーラさんのプログを見てカーボカウントも知りました。
私は現在カーボカウントをしています。インターネットとまるみさんに感謝です。
今回ご紹介されている本で、なぜぶどう糖負荷試験を乱用するのか、という項目が気になりました。
私は、年に1回は負荷試験を受けようと思っているのですが、乱用ということは、あまりしてはいけないということでしょうか?
本を買いたいのですが、売り切れとのことで、よろしければ、負荷試験についてどのような内容なのか知りたいと思い、思い切ってメールしました。
これからも、ブログ楽しみにしています。
  • 2014-01-27 09:10
  • URL
  • にゃー。 #-
  • Edit

ガーン

これはいいと思って、母にプレゼント・・・どこにもない!!

まるみさんがご紹介されたからでしょうか、全国の書店で在庫0です。

個人的に大好きなアントニオ猪木さんの主治医であるなんて、
主人も読みたいだろうに。

古い本ですから、重版でもされない限り手に入りそうにないですね。
こまめに中古本を買えるお店に足を運ぶしかないかな。
私の街の図書館には登録すらなかったです。

糖尿病について知れば知るほど、治療方法の選択が大切だと痛感しました。
というか、この国の医療は本当に大丈夫なのか心配になりました。
母が通っているのは京都大学付属病院です。最新の治療法を試み、
いい方向に導いてくれていると信じて疑わなかったと思います。
未だにその傾向はあるので、早く目を覚まさせないと。
薬業界と医師会の繋がりは酷いですしね。

うぐいす嬢という仕事もしているのですが、選挙のたびに思います。
医師会からの政治家への献金はいかがなものなのでしょうね。
  • 2014-01-27 10:46
  • URL
  • bonita #-
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◎にゃー。さん

はじめまして。
コメントをありがとうございます。
そこの部分を抜書きしてみますね。
「ブドウ糖負荷試験が空腹時血糖値より血糖の状態が正確にわかるからといって、すでに空腹時血糖値が200mg/dlを超えているような糖尿病の患者さんに、念のためと称してブドウ糖負荷試験を行う医師がいます。明らかに糖尿病と診断できる患者さんに、そもそもブドウ糖負荷試験を行う必要はありませんし、それどころか血糖処理ができない体に75gものブドウ糖を流し込むのは大変に危険です。血糖値が急上昇して糖尿病昏睡を起こす危険があり、最悪の場合は生命の危機を招きます」という理由だそうです。
私は医師ではないのでにゃー。さんへの意見は差し控えますが、私自身は75gの純粋な形のブドウ糖を一気に体内に入れるという日常の食生活では起こりえない過酷な負荷を与える試験はすい臓が心配で受けないようにしています。
  • 2014-01-27 14:19
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

◎bonitaさん

私がこれを書いたときはアマゾンにもセブンネットにも楽天にもあったんだけど、ごめんなさい。
この先生は食事と運動で効果が見られない場合はインスリンを早めに使い、それも血糖値をコントロールできるようになったら徐々にインスリンを減らしていく主義の先生のようです。
「インスリンを使うようになったらやがては注射する量が増えていく一方なんだろうなあ」と思っていたので「こういう指導もあったのね」と思いました。
実際に私が治療を受けたわけではないので断言できませんけど「誰かが批判の口火を切らねば」という先生の医師としての熱い志は感じられました。
やたらめったら赤くラインマーカーを引いてしまった本でよければ差し上げますからメールアドレスを書いてコメントを下されば、そのコメントは非公開のまま削除しますのでコメントをしてくださいな。
  • 2014-01-27 14:32
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

詳しくありがとうございました。

私は医師ではないのでにゃー。さんへの意見は差し控えますが、

いえいえ、まるみさんの意見ぜひお聞きしたいです。
SMBGの大切さをまるみさんのブログを見て知り手に入れました。
私は36歳で、これから一生かっぱえびせん←(大好物)一袋一気ぐいできないのねと、泣きました。
それでも、まるみさんのブログを見つけて元気がでました。
料理は苦手なのでまね出来ませんが、蒸しパンはつくれました^^
あと、うまい棒も糖質少ないのですね。
まるみさんのブログいつも励みにしています。
前に、どんな人がまるみさんのブログを見ているんだろうと、書いてあったとき、私のような者もいますと、手をあげたかったんですけど出来ませんでした。
今回日ごろの感謝をお伝えしたくメールしました。
これからも、ブログ楽しみにしています。
長くなりましたが、有難うございました。


  • 2014-01-27 17:42
  • URL
  • にゃー。 #-
  • Edit

◎にゃー。さん

あ、かっぱえびせんでしたか。
私の場合は天重でした。
(甘辛いタレの天重を完食できないのか、くそー)って思いましたっけ、最初のころ(えへ
お米は途中で食欲もなくなりましたが甘辛いタレの海老天はたまに食べます。カウントしながら。
目にきたら怖いので(あれって人によっては早い段階で来るそうなので)乗り越えました。
わかりやすい選択肢だからいっそラッキーかもって思ってます。
癌だと選択肢と関係する項目が多すぎてどれが正解なのかもわからないし。
36歳ですか。若いなぁ。これから何でもできますね。
健康ほど失ってつらいものはないのでどうぞ今後もSMBGと二人三脚で健康を手放さない生活を楽しんでくださいまし。
あと、私、料理は上手くはないのです。上手そうに見せるのが上手なブログ慣れしてる人とも言えますw
いつも読んでくださってありがとうございます。
なんか最近ランキングに参加してた頃よりもアクセスが増えて正直恐ろしいと思うこともありますが、背伸びせずに続けていきます。やさしいコメントをありがとうございます。嬉しかったです。
  • 2014-01-27 18:20
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

もう書かれてますが、アマゾンで検索したら、お取扱いできません。その代わりの検索結果の表示には、
本当は怖い「糖質制限」(祥伝社新書319) [新書]
なるものが。レビューを見ると、これまた根拠もなく否定、引用論文はすでに議論済みなどといつものごとくの本のようで。
 まともな研究ができる立場の人って居ないんですねえ、製薬会社が儲からない話は。国が医療費削減の観点から公平な研究にお金出せば良いのに。民間では無理だよ。。
  • 2014-01-27 20:51
  • URL
  • いつもの通りすがり #-
  • Edit

◎いつもの通りすがりさん

薦めておいて「売り切れでした」がないように確認して書いたんだけど、ごめんなさい。
売り切れちゃったみたいです。
こんなに前にこんなにいい本があったのかと思ったんだけど。
糖質制限を批判する本は本気で思って書いてるのかメンツを潰される怒りで書いてるのかわかんないですよね。
製薬会社ってお金持ってるから。
官僚の天下りが関係しているところは何があっても強いですよね。
  • 2014-01-27 22:00
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

まるみさん、おはよう^^

昨日、この本届いたよ。

夕方だったのでまだちゃんと読んでないけど
今日、しっかり読みます。

いつも色々な情報を発信してくれてありがとう!

  • 2014-01-31 08:06
  • URL
  • よもぎちゃん #-
  • Edit

◎よもぎちゃん

あっ、よもぎちゃんのブログを読んで(買ったんだ!買えたんだ!)って思ってコメントしようとしてたとこですよー。
あの本は主に結構進んでしまった人にも希望を持たせる内容だったけど、血糖値管理の行き届いてるよもぎちゃんにも読んでもらえれば食後血糖値の管理の大切さが身に染みてやる気が出るし、血管壁や臓器の修復能力の高さについて、すごく希望が持てると思うわ。
あんな先生が近所にいたらなあって思うよ。
  • 2014-01-31 08:39
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

まるみさんのブログを読んですぐ注文したよ!

売り切れで買えなかった人がいるんだ・・と後から知りました。

まだちゃんと読んでいないけど結構進んでしまった人に希望を持たせる内容なんだね。

喜ぶ人が沢山いると思う!

本当にありがとう^^
  • 2014-01-31 09:29
  • URL
  • よもぎちゃん #-
  • Edit

◎よもぎちゃん

眼科医として糖尿病とかかわるってことは病気が進んでしまった人とかかわることが多いはず。そして多くの失明した患者さんの悲しみを自分のこととして「患者のせいにしない」医療を目指してるところ、読むと泣けてきますよ。
数値が悪くなれば「隠れて食べてるんだろう」「運動が足りないからだ」と患者を責める人もいるのに。
言うとおりにして炭水化物60%の食事で毎食後の血糖値が上がりって薬で下げてって繰り返してるからだって、舘先生は書いてらした。
読むと救われる気がしましたよ。
  • 2014-01-31 10:41
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  • まるみ #-
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