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なぜ私はカロリー主義を選ばなかったか。

【今日のお昼は自分で作った坦々麺】
20120909_1.jpg
食前  / 食後75分 / 食後2時間の血糖値。
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熟成大豆麺は半分だけ食べました。


________________________________


20年前のことです。

私が姑の介護をすることになりました。
姑はすい臓癌を摘出したあとでした。


小ぶりな卵大に膨らんでいたすい臓癌を、とある国立の大学病院で摘出しました。
その日から姑はインスリンが全く分泌されない体になりました。
いわゆるⅠ型の糖尿病患者と同じです。


私は病院から食品交換表を買うように言われ、80キロカロリー一覧表とともに熟読して毎日3食で1400キロカロリーの食事を作りました。


姑は毎食前に血糖値を測って記録し、指示された量のインスリンを自己注射していました。
食後の測定は指示がなく、具合が悪くならない限り測ることはありませんでした。


結果どうだったか。


私は栄養のバランスを考え、きっちりカロリーを守って作り、姑は飢餓感をこらえながら食事をしていましたが、食後猛烈な眠気で眠り込んだり、激しい下痢と便秘を繰り返したりしていました。
あんまり具合が悪いときには病院に連れて行きましたが、血糖値が400、500も有りました。


なので医師は食事を1200カロリーに減らすように指示しました。
油っけのない、量も少ない、野菜の煮物とささみの煮物と白いご飯など。
お姑さんは人生の最後を飢餓感に苦しみながら生きていました。



高血糖だけではありませんでした。
医師に指示された量のインスリンを打つのですが、その日の体調と運動量、食事内容によっては400calの食事を食べた後で低血糖を起こすことも頻繁でした。
また、姑はインスリンに耐性が生まれて効きが悪くなっていき、、少しずつ打つ量を増やさなければならなくなり、それがまた血糖値の乱高下を招いていました。


当時の薬が今よりも劣っているだろうことを考慮にいれても、カーボカウントもせず、カロリーだけを目安に血糖値を下げるインスリンを打つのですから、そりゃ食後の血糖値もばらつこうというものです。


低血糖を起こした姑が冷や汗を流し、震える手で角砂糖を溶かしたお湯を飲みます。
その背中をさすりながら、食事を一手に引き受けている私はいったい何が良くて何が悪いのか理解できず、毎日の食事作りが不安で不安で仕方ありませんでした。



そういう経験があったので、自分の食後血糖値が高いことに気づいたとき、3割のパニック・6割の絶望・1割の希望で必死にネットの中で情報を探しました。



まず除外したのがカロリー主義の情報でした。
肥満を解消するのにはカロリー制限は必須ですが、カロリーだけをコントロールしても血糖値はコントロールできないことをお姑さんの介護で知っていたからです。


最初に出会ったのが江部先生のブログでした。
その主張はシンプルでわかりやすいものでした。
カロリーではなく、糖質の量が鍵だとわかり、次に「血糖値 糖質」で検索していたらカステーラさんのブログ「カーボカウントな日々」にめぐり合いました。



ご自身の血糖値と食事・運動の関係を淡々と、事実を積み重ねていくブログを夢中で読みました。


カステーラさんの文章は感情的な表現やアジテーションが一切無い知的で簡潔な表現です。変化していくご自身の血糖値を画像で示しながら解説していく内容でした。


見習って私も糖質をカウントする生活を実践した結果は以前にも書きました



血糖値をコントロールしたかったらカーボをカウントすることの大切さを身を持って学びました。
ただ、ここが誤解されやすいのですが、糖質が悪いのではなく、自分の体が処理しきれない量を食べる行為が悪いのです。


血糖値が上がらない人はたっぷり糖質を摂ればいい話。
血糖値が上がる人は上がらない量を把握して食べればいい話。
実にシンプルなことだと思います。




食前と食後の血糖値測定は必要ですが、数字に一喜一憂するために測るのではなく、自分の糖質処理能力を把握するために測る、そこが肝心だと思うのです。


朝・昼・夜で能力に違いがある人も多いです。
油を一緒に摂るか摂らないかでも血糖値の上がり方は相当違います。
食後にテレビを見てるか体を動かしてるかストレスを抱えてデスクワークをしてるかでも血糖値の変化は違うはずです。





私は基本、他人にあれこれ言われるのが大嫌いなので、人にもあれこれ言うことはありません。(自分にとって大切な人は別ですよ)



自分の病気について知ろうとしないのも、好きなものを好きなだけ食べるのも、運動しないのも、その人の自由だと思っています。大の大人に他人がアレコレ口を出すのはどうかと思いますし。


私に限って言えば、失明するのも人工透析するのも脚の切断も脳梗塞からくる寝たきりも認知症も、ほんっとうに恐ろしいので、糖質とカロリーの制限と運動は一生続けようと思っています。



私の人生を決めるのは私。
あなたの人生を決めるのはあなた。
各人が自己責任で生きていけばいいと思うのです。


そしてこのブログがほんの少しでも誰かの役に立てたらいいと思っています。
今日はトレーシーメソッド16回目です。




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コメント

感謝です。

今日の記事、心の中に染み込んでくるようでした。

姑が他界して2年になります。
持病を抱え、10年間の入院生活ののちのことでした。
車椅子の生活で、晩年は糖尿病を患い、亡くなる半年前に急性胆嚢炎の緊急手術、その時点での膵臓がんの発見と続きました。
入院してからの体重増加は気になっていました。でもまさか入院していて、血糖値が300も超えるほどになっていたとは!
嚥下防止の為、刻み食が多かった為、炭水化物やとろみをつける事で、摂取していた糖質も多かったんだろうと思います。

病院と言うところは「その科」で入院すると、他の担当医はつかないものなのか? と思いました。
血糖値の以上から糖尿病とわかって、インシュリン注射が始まりましたが、点滴はブドウ糖です。
今になれば「薬と毒」か、と思いますが、その当時はなにもわからず、担当医(最期まで主治医の神経内科医が担当でした)の言われるままでした。
急性胆嚢炎の予後もよくなく、膵臓がんの治療は断りました。
胃ろうも断り、静脈点滴のみで最期のときまでを過ごしました。

たいした事はできなかったでしょうが、食べられないから…と言ってゼリーやヨーグルト、お粥ばかりを食べさせていたことが悔やまれます。

主人がこの4月から始めた糖質制限。
血糖測定器を買い求め、今は糖質量をカウントしながら好きなパスタも食べています。
パスタ40g(乾麺)ならファスティック1錠で2時間後140以下ですが、お薬を全く飲まないわけにはいかないようです。
逆に普通の人と同じ糖質量を食べようものなら、3錠飲んでも2時間後160前後になってしまうようです。
でも9錠/1日が減ったのですから、そのなか少しでもよくなるように折り合いをつけて行こうと思っています。

いつも励まされる記事をありがとうございます。
まるみさん、カステーラさんには何度お礼を言っても足りません。
  • 2012-09-09 18:48
  • URL
  • らんママ #QyrABmK6
  • Edit

◎らんママさん

知らなかったとは言え、後悔が募る気持ち、お察しします。
ブドウ糖を入れながらインスリン。不思議ですよね。
そういや夫が2日間だけ内科に入院しましたが、看護師さんが同室のおじいちゃん患者さんと会話していて
「食後血糖値が270ね。ちょーっと高いかなあ?」って言ってるのを聞いて腰が抜けそうでした。内科でそれですよ。そりゃ神経内科じゃ300でも気にしないのかも。
糖質制限に関しては、患者の側から医療の側へという流れになっていくのでしょうが、きっとこの先、糖質制限が広まるにつれて糖質を食べてもらわないと困る人たちからのいろんな反撃が始まると思いますよ。
でも、私がカステーラさんのブログに進むべき道を教えてもらったように、私のブログが少しでも誰かの役に立てたらと思います。
  • 2012-09-09 21:35
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

初めまして!

ブログ村から来ました。
本当にその通りだと読み入ってしまいました。

私は旦那が糖尿病です。
母方の祖母、父親が糖尿です。

母が祖母の糖尿の時はまさにそうでした。
カロリーカロリーの毎日で小さいながらも切なく感じていました。

でも、今旦那が糖尿で、すでに知り合った時には糖尿だったんですが、常にカロリーを気にし、もちろん今でもです。
ただ旦那は自分なりに考え甘いものを食べたり、間食もしてますが…

祖母の糖尿は見てましたが、知識は全くなかったので、同じくネットで色々調べました。
そこで糖質制限の存在を知りました。
今まではカロリーが高いと思ってた卵も今は普通に食べてます。

凄く勉強になりました。
また来させてもらいます。
  • 2012-09-12 09:56
  • URL
  • 裕子 #-
  • Edit

◎裕子さん

こんにちは。
ご主人様のこと、さぞかしご心配でしょう。
きっと自分のことよりも心配になるんじゃないかなと思います。
糖尿病って、くすぶり続けて消えない炎症の病気だそうで。節制してれば見えなくなってる火種も、節制を忘れて暮らせば燃え上がるんだと思うと、根気良く心を明るく暮らしていかないと心労で潰れてしまいますよね。
卵は私も今は気にせず1日1個くらいの割合で食べてます。ご主人様は太ってはいないのでしょうか。私はもっと体重を落とさなければならないのでカロリーも気にしています。脂肪組織が増えればインスリンに対する感受性も下がって、結局は血糖値も上がってきますので糖質の量もですがカロリーもそこそこ気にしないとならないのが切ないとこです。
でも、怯えながら食べるよりも食べたら動くをモットーに楽しく暮らしていけるのがだいじだと最近は思っています。
ご主人様の健康管理、どうぞお一人で抱え込まないでくださいね。
一緒に楽しく続けていきましょー。
  • 2012-09-12 15:35
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

はじめまして

はじめまして、この記事を読んで涙が止まりませんでした。

実は私、今日 糖尿病の宣告をされました。
なにがなんだかさっぱりわかりません。
身内に 糖尿病の人はいませんし、
イロイロネットで調べているところです。
私には二歳と7歳の子供がいます
産後どんどん太っていく自分を止められないでいました。
実家の母が 運動しないと病気になるわよって
合うたびに言っていました
それなのに、私は忠告を無視して、
運動をしないまま 産後15キロもふとってしまいました。


結果私は、糖尿病になってしまいました。
これから イロイロ勉強して、生きていく為に
努力していきたいとおもいます。

子供の残して死ねないし、合併症なんて やってられないし、
人生もっと楽しみたいですから。

ローカーボのことも もっと勉強していきたいとおもいます。運動もがんばります
ありがとうございました。
元気がわいてきました
  • 2013-03-26 16:20
  • URL
  • マスター。 #-
  • Edit

◎マスターさん

ショックだったでしょう。びっくり仰天ですよね。
今のお気持ち、痛いほどわかります。
糖尿病の診断がつくと、自分を責める気持ちがあるからよけいつらいんですよね。
でも、15キロ太って発症したのなら、痩せれば全然数値が変わってきますから、希望はいっぱいありますよ。脂肪細胞はインスリンの効き目を失わせる働きをするのです、だから痩せるだけで状況がぐっと良くなるはず。
子供のためにお母さんは健康で長生きしなくてはですよね。私もそう思って毎日運動してます。
んとね、何を食べて何を気をつければいいのか、血糖値を計るとわかりやすいですが、まずはカステーラさんのブログを読むとすごくわかりやすいです。
私も私の知り合いも多くの人がカステーラさんのブログを読んでいますね。自分の血糖値の数値を画像で出しているので信頼度が高いのです。
ストレスもまた血糖値を押し上げます。
「大丈夫、まるみさんもどうにかなったし」って心を落ち着かせて根気良く取り組んでください。あんまり一気にあれもこれもじゃなくて、まずは糖質を控えめに、そして運動。
これですごく数値も変わるはずです。
また不安になったらいつでもコメントしてください。あなたを応援して一緒に頑張る仲間いっぱいいますから。
今日はきっとものすごいストレスだったでしょうから、家事は手抜きして、おこさんたちと一緒にのんびりすごしてください。
大変でしたね。ほんとに。
  • 2013-03-26 16:40
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

ありがとうございます

みずしらずの人間に、暖かいお言葉。
本当にありがとうございます

まるみさんの お人柄 言葉が 心にしみました。

私、グルメではないですが食べることが大好きで、
特に炭水化物が大好き パスタにオニギリ
大好き人間です。

そして、運動が大嫌い。

でも、美味しいものを食べて死ぬより、
運動して 生きたい。

カステーラさんのブログ 早速拝見しました。
まだ 見ても?ん?って 言葉や
どういう意味だろうとか あるんですけど、
研究熱心な姿勢や、考え方に共感できます。
まるみさんや カステーラさんの ブログで私
勉強させてもらいますね

ありがとうございました。
  • 2013-03-26 20:47
  • URL
  • マスター。 #-
  • Edit

◎マスター。さん

私もご飯が大好きでした。
でも、不思議なことに今はお米には興味がなくなりました。
ケーキとチョコはいまだに縁が切れませんが、量は相当減りました。
そして運動が嫌いではなくなりました。
血糖値が運動すると下がるんですよ、面白いように。
体は、努力を裏切らないんだなーって知りました。病気のおかげです。
病気の宣告、悪いことばかりではないんです、実は。
健康な体に生まれ変わるチャンスを貰ったと思えばいいんですよ。
私も落ち込むこと、たまにあります。
でも努力は数値で現れますので、投げ出さなければ大丈夫。
長生きしていっぱい楽しいことを経験しましょう。
みんな同じですよ。不安なのも運動がつらいのも、節制がしんどいのも、みんな同じですから仲間がいっぱいいるんだと思ってください(^^)
大丈夫ですよ、努力は必ずむくわれますから。
  • 2013-03-26 21:03
  • URL
  • まるみ #-
  • Edit

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